Cocoonを使い始めたばかりの方は、
「ヘッダー部分にメニューが表示されないのはなぜ?」なんて困ったりしていませんか?
Cocoonのデフォルト(初期状態)では、グローバルメニュー(ヘッダーメニュー)はありません。
グローバルメニューは自分で作らないといけないんですね。
グローバルメニューを表示させるだけなら、それほど時間はかかりません。
今から一緒に作ってみましょう。
今回はCocoonを使い始めたばかりの方に、グローバルメニューの作り方から設定方法、
そしてかんたんなカスタマイズのやり方を説明します。
グローバルメニューは「グローバルナビ」「ヘッダーメニュー」などとも呼ばれているよ。
まずはカテゴリーを用意しよう
では早速……といきたいところですが、グローバルメニューには何を表示させますか?
一般的には「ホーム(トップページ)」や「カテゴリー」を表示させている人が多いです。
もしあなたが「カテゴリー」を表示させるつもりでも、まだカテゴリーを作っていなければ先に用意する必要があります。
カテゴリーの作り方がよく分からないという方は、こちらの記事を参考に先にカテゴリーを作りましょう。
グローバルメニューの作り方
それでは、グローバルメニューの作成方法です。
WorldPressの「外観」→「メニュー」をクリックします。
「メニュー名」に適当な名前を入れて(グローバルメニューやヘッダーメニューなど、何でもOK)、
「メニューの位置」の「ヘッダーメニュー」に チェックを入れて「メニューを作成」をクリックします。
今回は一番左に「ホーム」を、あとは「カテゴリー」を4つ入れます。
「ホーム」はトップページのことだよ。
まずは「ホーム」を作ります。
右上にある「表示オプション」を押して「固定ページ」と「カテゴリー」に チェックが入っていることを確認します。
確認したら「メニュー項目を追加」の「固定ページ」を押して、「すべて表示」を選び、
「ホーム」に チェックを入れて「メニューに追加」を押します。
次に「カテゴリー」を押して「すべて表示」を選び、
グローバルメニューに表示させたいカテゴリー全てに チェックを入れ、「メニューに追加」を押します。
そしてドラッグで表示させたい順番に項目を入れ替えて「メニューを保存」をクリックします。
これでひとまずヘッダーに「グローバルメニュー」が表示されているはずです。
グローバルメニューの位置は、Cocoon設定の「ヘッダー」タブ→「ヘッダーレイアウト」で変更が可能です。
ヘッダーレイアウトは8通りあります。
プレビューで確認できるので、一通り試してみて下さい。
グローバルメニューの設定方法
メニューができたら、今度はメニューの色や大きさを設定しましょう。
Cocoon設定の「ヘッダー」タブをクリックします。
一番下にグローバルメニューの項目が2つあります。
ここで「背景色」「文字色」「メニュー幅」を設定します。
メニューの背景色と文字色の設定
メニューの「背景色」と「文字色」を設定するには、
「色を選択」をクリックして「#6桁」のカラーコードを入力するか、もしくは実際の色から選びます。
カラーコードは「グローバルナビメニュー色」と書いてある右横の「!」にマウスオーバーすると
カラーサンプルサイトのリンクが現れて、その中に記載されています。
あとは基本色のコードを探すなら、カラーコード表が便利です。
カラーコードを入力する場合は「#」と英数字はすべて半角文字を使用して下さい。
グローバルナビ色(背景色)を「#333333(ダークグレー)」、文字色は「設定なし(白)」にしたメニューがこちらです。
メニュー幅の設定
グローバルメニューの各項目のデフォルト幅は「176(ピクセル)」です。
メニューの幅は変更可能です。
今回は極端に長い名前がないので違和感がありませんが、長い名前の項目が1つ混ざると
メニュー幅のバランスがいきなり悪くなります。
こんなときは「メニュー幅をテキストに合わせる」に チェックを入れます。
すると、メニュー項目の左右の余白が均一になるため、バランスがよくなります。
サブメニューの設定
「サブメニュー幅」というのは、「子カテゴリー」のメニュー幅です。
子カテゴリーをメニューに表示させるには、
メニューを作る際に、親よりも一段下げたところへ「子カテゴリー」を配置します。
項目をドラッグすれば簡単に下がります。
子カテゴリー(サブメニュー)は普段はメニューに表示されずに、親カテゴリーにマウスオーバーした時にだけ表示されます。
Cocoonの設定でできるのはここまでです。
次はCSSを使ってメニューをカスタマイズしていきます。
グローバルメニューのカスタマイズ
CSSを追記するカスタマイズのやり方
カスタマイズの方法は今回も1から説明させていだきます。
カスタマイズはスタイルシートなるものに、CSSを追記します。
やり方は、WordPressのメニューにある「外観」→「テーマファイルエディター」をクリックします。
すると、スタイルシートというものが出てくるので、
矢印あたりにこれから出てくるCSSを貼り付けます。
編集するテーマは「Cocoon Child」を選んでおいて下さいね。
下の画像のように「改行」でスペースを作り、
この画面だと“18”行のあたりにコピーしたCSSを貼り付けるといいですね。
貼り付けたら下にある「ファイルを更新」を押します。
更新したら「プレビュー」でCSSが効いているか確認します。
以上がカスタマイズの一連の流れです。
グローバルメニューの高さを変更
では、最初にグローバルメニューの高さを変えてみましょう。
高さを変更するCSSはこちらです。
/*グローバルメニューの高さを変更*/ #navi .navi-in > ul li{ height: 80px; line-height: 80px; }
上のCSSで、メニューの高さが「80px」に変わります。
CSSをコピーして、こんなふうにスタイルシートに貼り付けて下さい。
もっと綺麗な貼り付け方はできないのかな?
これで「ファイルを更新」を押すとメニューの高さが変わります。
CSSの中にある2つの数字はお好みで変更して下さい。
2つは同じ値にしてね。
高さを「80px」にしたグローバルメニューがこちらです。
少し太すぎのメニューですが、分かりやすくするための例ですので。
グローバルメニュー 文字の大きさを変更
次にグローバルメニューの文字の大きさを変えてみましょう。
文字の大きさを変えるCSSがこちらです。
/*グローバルメニュー 文字の大きさを変更*/ #navi .navi-in > .menu-header .item-label{ font-size: 13px; }
このCSSでメニューのフォントサイズが16px(デフォルト)→13pxに変わります。
こちらもお好みの大きさにしてご使用下さい。
マウスオーバー時の文字色と背景色を変更
メニューの上にカーソルをのせると、文字や背景の色が変わるCSSです。
/*マウスオーバー時のメニューの色を変更*/ #navi .navi-in a:hover{ color: #000000!important; background: #ffffff; transition: all 0.5s ease; }
このCSSで、文字は「グローバルナビ文字色」で設定した色から黒(#000000)へ、
背景色は「グローバルナビ色」で設定した色から白(#ffffff)へ変化します。
5行目の「0.5s」は色の変化が始まって終わるまでの時間(0.5秒)です。
カラーコードや時間を変えて試してみてね。
メニューにグラデーションをつける
次はグローバルメニューをグラデーション化させるCSSです。
白(#ffffff)から黒(#000000)へのグラデーションです。
/*グローバルメニューをグラデーション化*/ #navi.navi.cf{ background: linear-gradient(#ffffff,#000000); }
サブメニューの色を変更
子カテゴリーのサブメニューがある場合は、次のCSSを合わせて使って下さい。
サブメニューの色を変えるCSSです(#808080はグレー)。
/*サブメニューの色を変更*/ #navi .navi-in > .menu-header .sub-menu{ background: #808080; }
サブメニューをグラデーション化させるCSSがこちらです。
/*サブメニューをグラデーション化*/ #navi .navi-in > .menu-header .sub-menu{ background: #ffffff; } #navi .navi-in > .menu-header .sub-menu a{ background: linear-gradient(#ffffff,#000000); } #navi .navi-in > ul .sub-menu a:hover{ opacity: 0.8 ; }
※3行目の「background: #ffffff」は変更しないで下さい。
メニューに仕切り線をつける
最後は、メニュー項目に仕切り線をつけるCSSです。
メニューにグラデーションをつけたまま、項目の間に白い実線(solid)を入れてみます。
/*グローバルメニューをグラデーション化*/ #navi.navi.cf{ background: linear-gradient(#ffffff,#000000); } /*サブメニューの背景をグレーに*/ #navi .navi-in > .menu-header .sub-menu{ background: #808080; } /*1番左と2番目の仕切り線*/ #navi .navi-in > ul li{ border-right: 1px solid #ffffff; border-left: 1px solid #ffffff; } /*左から3番目以降の仕切り線*/ #navi .navi-in > ul li + li{ border-right: 1px solid #ffffff; border-left: none; } /*サブメニューの仕切り線は無し*/ #navi .navi-in > ul ul li{ border-right: none; border-left: none; }
値を変更する際、「線の太さ」「線の種類」「線の色」はすべて同じにして下さい。
太さ(1px)と種類(solid)と色(#ffffff)の間には必ず「半角スペース」を入れてね。
線は「solid」以外に、「dashed(破線)」「dauble(二重線)」などがあります。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回の記事で、納得のいくグローバルメニューが完成したなら嬉しい限りです。
当ブログでは、他にもWordPressの設定やカスタマイズの記事がありますので、よろしければそちらもご覧ください。
本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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